​CWCの医療方針

CWCの医療方針

ー 千夏の保護に際して ー

おかげさまで千夏はすっかり元気になりました。千夏に何が起こったのかわからないため不安は大きかったですが、幸いとても軽症だったようです。

当施設は小児科医である代表の考えとして、子供と同じく検査や処置の意味のわからない猫には、できるだけ恐怖と痛みを与えないよう検査や処置は必須なものだけに厳選する方針をとっています。千夏は保護当日に代表が診察に駆け付け、獣医の診察も受け、ストレスを避けて経過観察することが一番大切だと考えました。色々なトラブルを抱えて保護された猫のケアに長けたスタッフのもと、慎重に経過観察を続けました。幸い、3回受診した2名の獣医師も苦痛を与える検査の必要はないとの判断で、辛い思いをさせずに済みました。

事故が軽微なものであったこと、本当に幸運だったと思います。

治療費のご支援を募りましたが、実際にはそれほど多くの費用はかかりませんでした。これまでに数回の受診、ウイルス検査、投薬、ワクチン接種をうけ、今後、2回目の駆虫、2回目のワクチン、避妊手術など実施する予定ですが、医療費は50000円程度で収まりそうです。残りのお金は、次に保護される子たちの保護費用に充てさせていただきたいと思っています。

今回はツイッターで医療費のご支援をお願いした初めてのケースでした。たくさんの方から合計97025円のご支援をいただきましたが、最終的に事故に関して千夏の負担となるような検査は回避できました。私たちは医師というプロの目で猫の状態を確認し、獣医師とも相談の上、検査や処置は必要最小限とすることが猫のためと考えており、それができることを誇りに思っています。保護された猫にとって、自分より何倍も大きな動物に知らないところに連れていかれて、何匹もに囲まれ身動きができないように押さえつけられることがどんなに恐怖か、命を奪われると感じるであろうことを考えれば、できる検査は一応何でもしておく、という方針が猫のためだとは思えないからです。

千夏の治療費・保護費にと思ったのに、他の猫に使うことは納得できないとお考えの方がおられましたら、ご厚意にそえなかったこと、心よりお詫び申し上げます。支援金の返却も可能ですのでDMまたはメールでご連絡をいただければ幸いです。

私達の医療方針にご賛同いただける方々には心より御礼申し上げます。私たちはこれからも、責任をもってねことひとに優しい活動を続けていきたいと考えています。

                                        2021.6.29 CATS WELCARE代表 川越里佳